「となっております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「となっております」とは?
「となっております」は、何らかの状態になっていることを敬語で言い表した言葉です。
これは「問題となっております」のように、「なっている」対象を先に付け加えて使用します。
また、「なる」は、何かの状態に移り変わることを意味する動詞です。
これを「なっている」にすると、現在進行形にできます。
ここでは「なっている」を「なっております」のように言い換えて敬語表現にしているのです。
なお、「おる」は謙譲語、「ます」は丁寧語になっています。
これらのことから、「となっております」が、何らかの状態になっていることを敬語で言い表した言葉であると分かるのです。
「となっております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「となっております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある仕事でトラブルが発生したとします。
そしてその内容は、社内でも重要なものとして扱われていたのでした。
このような場合には、「この件については、社内でも大きな問題となっております」と述べるとよいでしょう。
これにより、問題になっている様子を、敬語で表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「となっております」の使い方に注意しましょう。
これは「なっています」と置き換えて使用できます。
この場合は、謙譲語の意味が無くなる使い方にできるのです。
このように、敬語の使い方次第で印象の違う表現になります。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「となっております」を使った例文
「となっております」を使った例文を挙げます。
例文のように、なっている対象を明示すると、自然で分かりやすい表現になるのです。
・『社内でも大きな問題となっております』
・『新商品の開発が近々の課題となっております』
・『利益改善が当社の新たなテーマとなっております』
「となっております」の類語と敬語での言いかえ
「となっております」の類語と敬語を解説していきます。
「となっております」の類似表現
「となっております」の類似表現には、「になっております」があります。
「となる」と「になる」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「となっております」の敬語表現
「となっております」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「となっています」に言いかえできます。
まとめ
このように「となっております」は、何らかの状態になっていることを敬語で言い表した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。