正しい表現を知っていると、どんな現場に行っても臆せず働けます。
「そこで」の正しい使い方と類語をチェックしましょう。
「そこで」とは?
接続詞として用いられている「そこで」。
漢字に直すと「其処で」と書きます。
文と文をつなぐ役目をしています。
ある事柄を受け取って、どう行動に移したのか示す言い方です。
「〜があり、それから」という意味合いで使われています。
また「その場所で」という意味もあり、その前の話にでてきた場所で、何をしたか述べる時に使われています。
日常会話でよく用いられる、ポピュラーな日本語といえるでしょう。
「そこで」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「それから」と「その場所で」、ふたつの意味合いがあるのが「そこで」です。
ある問題が起こってどうしたのか伝える時、あるいは会話に登場した場所について再度話をする時に使われています。
そのため突然「そこで」と切り出すことは考えにくいので、ビジネス文書やビジネスメールの書き出しに用いないよう注意しておきましょう。
また「そこでゴミを捨てないでください」と伝えた場合も「そこ」がどこなのか、人によって判断が分かれることがあります。
具体的な固有名詞を入れないと、正しく相手の担当者に伝わらないこともあるので、伝えるべき場では誰もが分かる表現に直していきましょう。
「そこで」を使った例文
・『収拾がつかなかったところ、そこで部長が救いの手を出してくれました』
・『そこで青空マーケットを開いたことを思い出します』
「そこで」の類語や言い替え
似ている言い方に「それはさておき」があります。
「其れはさておき」と直せる表現で、会話を切り替える時に用いられています。
これまでとは違う内容について話す時の、前置きに使われています。
また言い替えの表現に「そのような事があり」や「そちらの場所で」があります。
まとめ
「そこで」を解説しました。
使いやすい言い回しですが、具体的な名前を述べた方が正確に伝わることも。
状況によって、機敏に用いていきましょう。