「せっかく」と「わざわざ」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「せっかく」と「わざわざ」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「せっかく」「わざわざ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「せっかく」とは?

色々な困りごとを排することや、滅多に得られない恵まれた状況を大切に思う気持ちを表す言葉です。

例えば、「せっかくの機会なので」「せっかくのお誘い」「せっかくですが」などのように使います。

この言葉には、「ついで」というニュアンスがあります。

つまり、あることを実施するときに、一緒に他のことにも利用するという意味です。

「わざわざ」とは?

他のことのついでではなくそのためだけに行うことや、しなくてもよいことを更にすることを表す言葉です。

例えば、「わざわざお越しいただき」「わざわざありがとう」「わざわざご丁寧に」などのように使います。

この言葉には、「それが目的」というニュアンスがあります。

つまり、あることをするときに、他のことには関係なく、そのことだけのために動作を実施するという意味です。

「せっかく」と「わざわざ」の違い

「せっかく」「わざわざ」の違いを、分かりやすく解説します。

「せっかく」とはついでというニュアンスがあり、努力や困難を乗り越えたことに対する感謝や惜しみを表すことが多いと考えられます。

その一方で、「わざわざ」とはついでというニュアンスがなく、相手に対する感謝や非難を表すことが多いと考えられます。

「せっかく」の例文

・『せっかくのお誘いですが、今日は用事があるので断らせていただきます』
・『せっかくの休日なのに雨が降ってしまって残念ですね』

「わざわざ」の例文

・『わざわざそんなことを言わなくてもいいのに』
・『わざわざお電話いただきありがとうございます』

まとめ

「せっかく」は、色々な困りごとを排することや滅多に得られない恵まれた状況を大切に思う気持ちを表します。

その一方で、「わざわざ」は、他のことのついでではなく、そのためだけに行うことやしなくてもよいことを更にすることを表します。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。

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