この記事では、「しくる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「しくる」とは?意味
失敗するという意味で使われているのが「しくる」です。
しくじるをたった3文字に省略した言葉であり、しくじったに由来する言葉です。
「しくった」よりも、さらに軽い意味で使われているため、学生の間では普段使いする言葉になります。
自分がやったことが失敗してしまったとき、悔しさと懺悔する気持ちを簡単に言い表すときに使い、自分の感情を分かりやすく表現します。
「うわ、しくる」と本音を簡単に伝えたり、普段使いとして気軽に使える言葉でもあります。
目的を掲げたというのに、ちっとも達成できなかった自分の愚かさに反省し、落ち込む気持ちを強く込めて使えるスラング用語として若者の間では広く認知されている言葉です。
「しくる」の概要
「為」【シ】と「崩る」【クズル】からきている言葉である「しくる」は、為したことがもろくも崩れてしまうという意味があります。
いつも失敗してしまうことに半ば自分でもがっかりしてしまうとき、「俺っていつもしくるよな」と自分の愚かさにがっかりして、悲しい気持ちを表します。
そんな失敗してばかりの現実に気をつけろという注意する気持ちを込めて「いつもここで失敗するからしくるな」と自分に対して注意して、失敗しないようにうながすわけです。
類義語には「しくった」があり、「しくる」よりも失敗してつらい気持ちを強く出せます。
意味としては、どうして手を出してしまったのか深く反省する意味があり、「すごいしくった」とかなり失敗したことへの腹立たしさを強調できる言葉です。
「しくる」の言葉の使い方や使われ方
自分がやったことに対して失敗したとき「しくる」とそのまま3文字で表し、やらかしてしまったことへの残念な気持ちを表します。
反対に、これから挑戦しようとしている人が緊張しているとき、「失敗するなよ」という意味で「しくるなよ」と相手に忠告して勇気づけます。
他にも絶対に失敗してはいけない場面で使えば相手も注意して取り掛かろうと強く思うため、前向きに頑張れる言葉になるわけです。
友達とゲームで対戦していたとき負ければ「しくるわ」と言って悔しさを表し、友達がフィギュアを組み立てていたとき順番を間違えそうになったら「ほら、しくるぞ。
よく説明書を見ろよ」と注意します。
「しくる」を使った例文(使用例)
・『このテスト問題とまったく違った勉強してきた。しくるわ』
・『砂糖ゼロのコーラを2ケース買ったと思ったら、高カロリーの飲料だった』『それはしくるな』
・『彼氏に抱きついてばかりいたら嫌われてしくる』
学校でありがちなのが、まったく違うテスト勉強していて問題が解けなかったとき、心の中で「しくる」とつぶやくことがあるでしょう。
また、通販でまとめ買いが安いので購入したら自分が希望する物ではない商品を選んでしまったときがっかりする気持ちを表したり、愛する彼氏に対してやってしまった失敗につらい気持ちを表すこともできます。
まとめ
失敗してしまった現実に悲観しつつ受け入れる意味で使われている「しくる」をご紹介しました。
しくじらないよう注意して取り掛かろうと頑張っているというのに、失敗してしまった自分の愚かさを受け入れつつ、今後は失敗しない工夫することが物事を成功させるポイントになるでしょう。