この記事では、「しかし」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「しかし」の意味
「しかし」の意味は以下の通りです。
1つ目は逆接の意味があり、先に述べたことに対して反対のことを述べる時に使います。
2つ目は今まで話していることと違う内容のものへ変更する場合に使います。
3つ目は感動やびっくりしたことを表現するときに使います。
大阪弁で「怒るで、しかし」などもあります。
諸説ありますが、「怒りますよ、まったくもう」「ほんとにもう怒りますよ」といったような意味で使います。
ですが、実際に使うことはあまりありません。
逆説の意味以外では口語的なため、使う場合は逆接の意味で使うことをお勧めします。
文語として使う場合は特に。
漢字では「然し」「併し」と書きますが、ほとんど使われることはありません。
「しかし」の言い換え
「しかし」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
「しかし」のビジネスでの言い換え
・『けれども』
1つ目の意味、逆説の時に使います。
「晴れているけれどもレインコートを着たい駄々をこねる子ども」などと使います。
この例文ですと「しかし」を使うと「晴れている。
しかしレインコートを着たいと子供が駄々をこねる」と文が短く切れます。
スムーズにつなげて表現したいときは「けれども」の方が使いやすいです。
あえて「しかし」を使い、文を切れさせることによって、逆説を強調することもできますので使い分けると良いでしょう。
・『それはそれとして』
2つ目の意味、話題を変える時に使います。
「おいしそうにケーキを食べているね。
それはそれとしてダイエットはいつから始めるんだっけ?」など。
・『なんとまあ』
3つ目の意味、感動やびっくりしたことを表現するときに使います。
「なんとまぁ汚い部屋だこと」など。
「しかし」を使った例文
「しかし」を使った例文は以下の通りです。
・『大きな犠牲を払って突き進んできたつもりだ。しかし本当は全然進んでいなかったことに気付いた』
逆説の意味として使われています。
「(大きな犠牲を払って)突き進んできた」と「全然進んでいなかった」を「しかし」で意味をつなげています。
・『とても努力していますね。しかし何を目標にしているのですか』
話題を変えるために「しかし」を使っています。
「努力している」と「何を目標にしていますか」を「しかし」で意味をつなげています。
・『しかし偉大なことを成し遂げましたね』
称賛とびっくりした気持ちを「しかし」で表現しています。
まとめ
今回は「しかし」について紹介しました。
「しかし」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。