「ご返事」と「お返事」の違いとは?徹底的に解釈

「ご返事」と「お返事」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「ご返事」【ごへんじ】と「お返事」【おへんじ】の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「ご返事」とは?意味

改まった場面で相手からの応答が欲しいとき「ご返事」【ごへんじ】と使います。

ビジネスシーンでは、目上の人に返事が欲しいと伝えるとき謙虚さを持って使うわけです。

「ご」といった言葉を使うときは、その後に漢語という音読みが使われます。

「ご登録お願いします」といったように、大事な取引先や顧客に失礼なく行動させるとき使う言葉です。

「お返事」とは?意味

「ご返事」と同じように、相手から返事が欲しいとき美化して使う言葉が「お返事」【おへんじ】です。

「お」の後には訓読みの和語がつき、日常的に使われるようになった言葉になります。

例えば、親が小さな子供をしつけるとき、きちんと返答するよう「お返事しなさい」といった使い方をするわけです。

他にも、「おトイレはどこにありますか」と人に場所を聞くときに失礼がないよう丁寧な言葉遣いをします。

「ご返事」と「お返事」の違い

「ご返事」「お返事」の違いを、分かりやすく解説します。

「かえりごと」という意味がある和語を「返事」という漢字に当てて使われる言葉であり、それが「へんじ」として読むようになりました。

職場では失礼がないよう目上の人から返答してもらいたいと思うとき「ご返事ください」と伝えます。

もう一方の「お返事」は日常生活で使う機会が多く、女性が先方から言葉を返してもらいたいと思うとき「お返事願います」といった使い方をするわけです。

「ご返事」の例文

・『緊急を要するため、今すぐこのアドレスにご返事願います』
・『夜遅くなっても結構ですので、総務部にご返事下さい』

「お返事」の例文

・『お手数ですが、今日中にこの連絡先へお返事ください』
・『胸が躍るような楽しいお返事を待っています』

まとめ

どちらも意味は同じですが、改まった場面で使うか、日常的によく使われている言葉であるとの違いがありますので、使い方を自分なりに学んでみるといいでしょう。

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