「ご清祥」と「ご健勝」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ご清祥」と「ご健勝」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「ご清祥」「ご健勝」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご清祥」とは?

ご清祥とは、相手が健康であることを祝って喜びを伝える「清祥」「ご」をつけて丁寧な言い方にした言葉です。

手紙やメール、ビジネス文書など文書で使われる言葉になります。

スピーチなど口頭で使われることはありません。

ご清祥の「祥」には、「めでたい、喜ばしい」といった意味があります。

「ご健勝」とは?

ご健勝とは、健康で元気なことを表す「健勝」「ご」をつけて丁寧な言い方にした言葉です。

相手の健康を願う場合に使用します。

手紙やメールで時候の挨拶としても用いられますし、締めの挨拶として用いられることもあります。

また、スピーチで用いられることもある言葉です。

「ご清祥」と「ご健勝」の違い

ご清祥もご健勝も挨拶で使われる言葉です。

ご清祥は相手の健康を祝って喜びを伝える言葉ですが、ご健勝は相手の健康を願う言葉になります。

ご清祥とご健勝の違いは、口頭で使えるかどうかにもあります。

ご清祥は文書で使う言葉なので、口頭で使用することはできません。

それに対してご健勝は、文書でも使えますし口頭でも使用することができます。

そのためスピーチなどで使う時はご健勝を使用します。

「ご清祥」の例文

・『盛夏の候、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます』
・『師走の候、皆様におかれましては益々のご清栄のことと存じます』
・『貴社ご一同様におかれましてはいっそうご清栄の段、拝察いたします』

「ご健勝」の例文

・『皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます』
・『皆様の益々のご健勝とご多幸を祈念して、乾杯』
・『新春の候、皆様におかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます』

まとめ

ご清祥は相手の健康を祝って喜びを伝える言葉で、ご健勝は相手の健康を願う言葉です。

スピーチなど口頭でも使えるのはご健勝の方で、ご清祥は口頭では使えません。

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