使い方の分かりにくい表現があると、戸惑ってしまうもの。
「ご検証」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ご検証」とは?
「検証」は正しいのか、間違っているのか確認を取る作業をいいます。
内容が明らかではないので、じっくり吟味して考えることを述べています。
「ご」が付いているので、丁寧な表現になっています。
「ご検証」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
その中身を精査するという意味合いがあるのが「ご検証」です。
事実を確かめて真相を解明するというニュアンスがあるので、詳しく中身を調べる時に取り入れられています。
例えばシステムやサービスのエラーを解明する時、組織体制に問題があるか監査する時に取り入れられています。
厳しい目で中身をチェックする時に使われています。
一方で「軽く目をとおす」「ざっと中身を読む」程度では「ご検証」は使われません。
「週末の懇親会について、資料をお送りしました。
ご検証ください」とはいわないので、注意しておきましょう。
「ご検証」を使った例文
・『システムエラーが繰り返し発生しています。早急にご検証ください』
・『マニュアルに不備があるようです。お手数ですが、ご検証ください』
「ご検証」の類語や言い替え
似ている表現に「ご健勝」があります。
元気に毎日を送っていることを示している、晴れやかな表現です。
敬語のひとつになっていて「皆様方のご健勝とご多幸をお祈りいたします」とビジネスメールの末尾で使われることも多いです。
「けんしょう」と同じ読み方をするので「ご検証」と間違えてしまうことも多い表現。
その区別をしっかり付けておきましょう。
言い替えの表現に「ご確認のほど、よろしくお願いいたします」や「ご確認ください」があります。
まとめ
「ご検証」を解説しました。
色々な表現を知っていると、対人面での不安が少なくなります。
言葉を自分のスキルに、かえていきましょう。