商談などが実施された際には、「ご検討いただきありがとうございました」という表現が用いられがちです。
感謝を伝えるこのフレーズの使い方、違和感のない言い換えなどについて確かめてみてください。
「ご検討いただきありがとうございました」とは?
色々な面から調べて考慮する意味の「検討」を用いて、相手が検討してくれたことに感謝を述べるための表現です。
「ご検討いただきありがとうございました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスのシーンで顧客と面談した時などに、相手が商品の使用や購入を検討していると分かる瞬間があります。
その検討してくれた行動に対して、「ご検討いただきありがとうございました」と感謝の気持を込めて伝えるのが正しい用法です。
この表現は店舗の一般来客に対してはあまり使われることがなく、特に密接に対応した相手に対しての表現となります。
基本的に商品の購入が不成立だった場合はもちろんですが、まだ商談の途中である場合にも使用するフレーズです。
「ご検討いただきありがとうございました」を使った例文
・『この度は弊社の新商品について、ご検討いただきありがとうございました』
・『わざわざご来場くださった上、ご検討いただきありがとうございました』
「ご検討いただきありがとうございました」の類語や言い替え
「ご思案いただきありがとうございます」は、色んな面から考えることを表す「思案」を使って似た意味になる表現です。
「ご検討くださいましてありがとうございます」は、してくれての丁寧な形「くださいまして」を用いた丁寧な言い方となります。
「ご検討いただき感謝申し上げます」と言うなら、言うの謙譲語「申し上げる」を使い、相手にお礼の気持ちをうやうやしく伝える形です。
まとめ
相手が購入や利用を検討してくれたことに対し、「ご検討いただきありがとうございました」を述べるのでした。
特に密接に対応した相手に用いるのが通常です。
これを言い換える場合には、ご検討を「ご思案」としてみたり、いただきを「くださいまして」に変えてみてください。
