「ご案内を申し上げます」という言葉は、ビジネスメールや敬語の中でよく使われる表現です。
相手に何かを伝えるときに、丁寧に敬意を示す意味があります。
しかし、この言葉の使い方やニュアンスには注意が必要です。
この記事では、「ご案内を申し上げます」とは何か、どのように使うか、例文や類語などを徹底解釈します。
「ご案内を申し上げます」とは?
「ご案内を申し上げます」とは、相手に何かを知らせるときに使う敬語の表現です。
動詞「案内する」に「ご」をつけて尊敬語にし、「申し上げる」で謙譲語にすることで、相手に対する敬意を表します。
例えば、イベントの日程や場所、商品の価格や特徴、サービスの内容や方法などを相手に伝えるときに使います。
「ご案内を申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご案内を申し上げます」は、ビジネスメールや会話で、相手に情報を提供するときに使います。
特に、相手が知りたいと思っていることや、相手にとって有益なことを伝えるときに効果的です。
しかし、以下のような注意点もあります。
・「相手に不快なことや不利なことを伝えるときには使いません』例えば、キャンセルや延期、不具合やクレームなどのネガティブな内容を伝えるときには、「お知らせいたします」や「ご連絡いたします」などの中立的な表現を使います。
・『相手に依頼や要望を伝えるときには使いません』例えば、参加や返信、支払いや納品などのアクションを求めるときには、「お願いいたします」や「ご協力お願いいたします」などの表現を使います。
・『相手に確認や質問を伝えるときには使いません』例えば、日程や場所、価格や内容などの詳細を確認するときには、「ご確認お願いいたします」や「ご質問がございましたらお知らせください」などの表現を使います。
「ご案内を申し上げます」を使った例文
・『弊社の新製品につきまして、詳細なカタログを添付いたしました。ご興味がございましたら、ぜひご覧くださいませ。価格や納期などに関しましては、後日改めてご案内を申し上げます』
・『来月開催されるセミナーのお申し込みをいただき、ありがとうございます。セミナーの内容やスケジュール、会場の地図などをメールにてご案内を申し上げますので、ご確認ください。当日は、受付にてお名刺をお渡しください』
「ご案内を申し上げます」の類語や言い替え
「ご案内を申し上げます」の類語や言い替えとしては、以下のような表現があります。
・『ご紹介を申し上げます』相手に人や物を紹介するときに使います。
・『ご説明を申し上げます』相手に理由や背景、仕組みなどを説明するときに使います。
・『ご連絡を申し上げます』相手に事実や状況、変更などを連絡するときに使います。
・『ご報告を申し上げます』相手に結果や進捗、成果などを報告するときに使います。
まとめ
「ご案内を申し上げます」とは、相手に何かを知らせるときに使う敬語の表現です。
相手に対する敬意を示すことができますが、使う場面や内容によっては、他の表現を使うべきです。
ビジネスメールや会話で、相手に情報を提供するときには、この言葉を上手に使ってみましょう。
