「ご教示」と「ご指摘」の違いとは?意味や違いを簡単に解釈

「ご教示」と「ご指摘」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「ご教示」「ご指摘」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ご教示」とは?

「ご教示」は、相手に分かりやすく教えることです。

「教示」は、教えることと示すことをさしていて、情報や知識を伝えることになります。

「ご」が文頭についていますので、丁寧に表現している言い方です。

相手に敬意を示したい場合は「ご教示ください」というように使います。

また、「ご教示」は、相手に教えてもらう場合に使われるため、相手に教える際に「ご教示した」とは言いません。

教える側は「教示した」と言い、教えてもらいたい側は「ご教示ください」となります。

「ご指摘」とは?

「ご指摘」は、「指摘」の文頭に「ご」をつけて丁寧にしている言い方です。

「指摘」の意味は、「選んで指し示す」で、疑問に感じる点や、気になるところ、ミスなどを指し示す場合に使います。

「指摘」という言葉では、ミスを指し示すだけなので、それ以外のアドバイスや提案までは行わないということになります。

もし、指摘してアドバイスや提案を行うのであれば、それは「指導」となります。

「ご教示」と「ご指摘」の違い

「ご教示」「ご指摘」の違いを、分かりやすく解説します。

「ご教示」の場合は、何かを教えることです。

知識や情報を分かりやすく伝えます。

「ご指摘」の場合は、全体から気になることやミスなどを伝えるというような違いがあります。

「ご教示」の例文

・『この資料の作成方法についてご教示いただけますでしょうか』
・『ご提出しました資料で改善しなければならない点がある場合は、ご教示のほどよろしくお願いいたします』

「ご指摘」の例文

・『注文書の誤字脱字に関しましてご指摘いただきありがとうございました』
・『訂正する点がございます場合は、ご指摘くださいますようお願いいたします』

まとめ

「ご教示」「ご指摘」の違いをお伝えしました。

「ご教示」は、教えてもらうこと、「ご指摘」はミスや間違いなどを指摘してもらうこととなります。

違う意味の言葉なので、しっかり使い分けしてください。

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