敬語を学んでおくと、接客に自信が出るものです。
「ご提供できるよう」の正しい使い方を見ていきましょう。
「ご提供できるよう」とは?
この場合の「ご提供」は、サービスの提供をあらわします。
「できるよう」は実現できそうな状況を指しています。
「お客様や顧客に喜んでもらえるメニューやサービスを出せるように」、このようなニュアンスが込められています。
「ご提供できるよう」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
既存のサービスをリニューアルして、より良いものを発売していく、このような意味合いのある表現です。
「ご提供できるようになります」とすると、既に発売された新商品のご紹介文に。
お馴染みのメニューやサービスに、新しい付加価値が付いたことを示しています。
一方で「ご提供できるように努めてまいります」とすると、企業イメージを上げる表現に。
顧客満足度の高い企業を目指して、日々進化し続けていることをアピールできます。
使い方しだいで色々な状況に使える表現なので、覚えておきましょう。
「ご提供できるよう」を使った例文
・『一部の国内線でも、機内食がご提供できるようになりました』
・『最高のエンターテイメントをご提供できるよう、スタッフ一同努めてまいります』
「ご提供できるよう」の類語や言い替え
同じような表現に「ご送付」も挙げられます。
「ご提供」は主にサービス業で用いられる表現ですが「ご送付」はそれ以外のビジネスシーンでも広く使われています。
企画書の送付、依頼された商品のお届けにも適用できるので覚えておきましょう。
「ご依頼のお品物を、明日到着の宅急便でご送付いたしました」や「参考資料を後ほど、ご送付させていただきます」と使えます。
このほか言い替えの表現として「ご利用できるよう」も挙げられます。
例えば「こちらのフロアでは、Wi-Fiがご利用できるようになりました」や「当館では電子決済がご利用できるようになりました」と用いていきます。
まとめ
「ご提供できるよう」をお伝えしました。
色々な表現を学んで、日々の業務に役立てていきましょう。