「ご指摘ありがとうございます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「ご指摘ありがとうございます」とは?
「指摘」は「指し示して取り上げること」と意味します。
「指摘」の「指」は「ゆび」を意味する感じです。
そのため、何かを指さす表現から、「指し示す」のように使用されるのです。
また、「摘」は「取り上げる」ことを意味します。
これは「摘出」などの言葉で使用されることからも、言葉の意味をイメージができるものです。
ここでは接頭語の「ご」を付与して、「ご指摘」としています。
これにより、丁寧な表現にしています。
そして、その「ご指摘」に対して、感謝を述べる表現になっているのです。
「ご指摘ありがとうございます」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「ご指摘ありがとうございます」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが申込書に記載したとします。
その申込書を提出する前に、先輩に内容をチェックしてもらいました。
すると、先輩が誤りを検出して教えてくれたのでした。
このような場合には、「ご指摘ありがとうございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手が指摘してくれたことに、感謝を表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、省略された表現であることに注意しましょう。
この言葉に隠れているのは「いただき」です。
本来は「ご指摘いただきありがとうございます」とするべきところ、省略して「ご指摘ありがとうございます」としているのです。
「ご指摘ありがとうございます」を使った例文
ここでは「ご指摘ありがとうございます」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独で使用してもよいですし、言葉を加えて使い方をアレンジしてもよいでしょう。
・『ご指摘ありがとうございます』
・『早速のご指摘ありがとうございます』
・『丁寧なご指摘ありがとうございます』
「ご指摘ありがとうございます」の類語と敬語での言いかえ
それでは「ご指摘ありがとうございます」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「ご指摘ありがとうございます」の類似表現
「ご指摘ありがとうございます」の類似表現には、「ご指摘感謝いたします」が挙げられます。
これは「ありがとう」の部分を言いかえた、類似の表現だと言えます。
「ご指摘ありがとうございます」の敬語表現
「ご指摘ありがとうございます」を敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば「ご指摘いただき感謝申し上げます」という言いかえが可能です。
まとめ
このように「ご指摘ありがとうございます」は、相手が指摘しれたことに感謝を表明するための言葉です。
ビジネスでも使用できるので、上手に取り入れるとよいでしょう。