周囲を心配させた時によく使われるのが、「ご心配をおかけしました」というフレーズです。
しかしこの表現、謝罪の意味も含むかどうかはご存知でしょうか。
何の意味があって、どう使うかなどを確かめてみてください。
「ご心配をおかけしました」とは?
自分の行動によって相手に気苦労をかけたり悩ませた状況について、申し訳ないとの気持ちを伝えるための表現です。
「ご心配をおかけしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
事故に遭遇したり、怪我や病気を患ったり、業務上のトラブルを起こすなどがあると、職場や関係する人々を心配させることになります。
そのような状況の中で、「ご心配おかけしました」と関係者に述べることが適切です。
これは対面だけでなく、文書やメールに使うこともあります。
この一言によって一先ず自分は無事であることの報告ができ、同時に心配をかけて申し訳ないとの謝罪の気持ちも表せるでしょう。
使う場合は「私の落ち度により」など、誰の何が原因か伝えることができます。
また「業務に復帰」など、改善に向かった様子を続けることも可能です。
ただこのフレーズだけでは謝罪の表現としては弱いことは否めません。
そのため「お詫び申し上げます」などの謝罪の言葉を併せる用法もされます。
「ご心配をおかけしました」を使った例文
・『事故によりご心配おかけしましたが、本日より通常営業となりました』
・『ご心配おかけしましたこと、この場をお借りしお詫び申し上げます』
「ご心配をおかけしました」の類語や言い替え
「ご心配おかけして申し訳ございません」は、相手に心配をかけたことに対して、丁寧な謝罪を伝える表現です。
「心配をかけたことをお詫び申し上げます」についても、心配させたことに対する謝罪を丁寧に伝える表現となります。
「ご迷惑おかけしました」は、相手に迷惑をかけてしまったことに対するお詫びの表現です。
「ご心労をおかけしました」は、相手に気苦労をかけてしまったことに対してのお詫びを表しています。
まとめ
関係する人に心配をかけたことに謝罪の気持ちを伝えるにあたり、「ご心配をおかけしました」を用いることが適切です。
これにより無事である報告は、改善に向かっていることなども伝えることができます。
ただ謝罪表現としては弱いので、お詫びの言葉を含む言い替えを選んでみることもおすすめです。
