相手を気遣う文をさらっと書けると、印象のいい人になれます。
「ご多忙と存じますが、ご自愛」の適切な使い方を学びましょう。
「ご多忙と存じますが、ご自愛」とは?
この場合の「ご多忙」は、相手のハードな日々をねぎらう言い方です。
「お忙しい日々をお過ごしのことと存じますが」と解釈でき、忙しい相手を気遣うフレーズになっています。
また「ご自愛」は「自分を愛する」と表現している通り、自分自身のからだを労わるという意味があります。
この場合は「相手のからだ」を指しているので「お体を大切にされてください」と訳せます。
そのため「ご多忙と存じますが、ご自愛」で「お忙しい日々をお過ごしと思いますが、お体を大切になさってください」という訳になります。
覚えておきましょう。
「ご多忙と存じますが、ご自愛」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
暮れや決算期のビジネスメールでは、相手に対する気遣いを滲ませていきたいものです。
「ご多忙と存じますが、ご自愛」は忙しい最中にあっても、相手をねぎらう優しい文として親しまれています。
「ご自愛」は「自分のボディを愛する」と訳せるので「お身体をご自愛ください」とすると、同じ表現を重ねることになり間違いになります。
小さな点を抑えて、相手といい関係を保っていきましょう。
「ご多忙と存じますが、ご自愛」を使った例文
・『ご多忙と存じますが、季節の変わり目どうぞご自愛ください』
・『ご多忙とは存じますが、どうぞご自愛くださいませ』
「ご多忙と存じますが、ご自愛」の類語や言い替え
似ている表現に「お忙しいと思いますが、お身体」もあります。
「ご多忙と存じますが、ご自愛」に比べると平易な言い方で「お忙しいと思いますが、どうぞお身体を大切にされてください」と使います。
出産や育児休暇を取る同僚にも、使いやすいです。
また言い替えに「何かと気忙しい今日この頃ですが、どうぞご自愛ください」があります。
まとめ
「ご多忙と存じますが、ご自愛」を解説しました。
「ご自愛」にまつわる敬語を正しく覚えて、できるビジネスパーソンを目指しましょう。
