この記事では、「ご予定の程よろしくお願い致します」の使い方について分かりやすく説明していきます。
「ご予定の程よろしくお願い致します」とは?
「ご予定の程よろしくお願い致します」は、相手にある日にちや時間を空けておいて欲しいとお願いする丁寧な表現です。
「ご予定+の程+よろしく+お願い+致します」で成り立っている語で、「ご予定」の「ご」は美化語の接頭辞、「予定」は「行事や行動を前もって定めること」、「の程」は「断定を避け、意味をやわらげる語」、「よろしく」は「人に頼みごとをする時に添える語」、「願い」は「願う」の連用形、「致します」は、動詞「する」の謙譲語「いたす」の連用形「いたし」に、丁寧語「ます」が付いた語、「お・ご〜いたす」で「する」の謙譲語・丁寧語、全体で、「行事を前もって定めるよう、お願いする」の敬語表現になります。
「ご予定の程よろしくお願い致します」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご予定の程よろしくお願い致します」は、自分達が主体となって行うイベントに、相手も参加して欲しい時、普段とは違うものごとが行われる時などに使われます。
丁寧な表現ですが、目上の人や社外の人に対しては、きちんと動詞を使った表現にした方がより丁寧になります。
「ご予定の程よろしくお願い致します」の正しい文章表現
「ご予定の程よろしくお願い致します」の正しい文章表現は以下の通りです。
・『ご予定いただけますようよろしくお願い申し上げます』
「いただけ」は「もらう」の謙譲語「いただく」の可能形「いただける」の連用形、「ます+よう」で希望の意味を込めてやわらげる語、「申し上げます」は「申し上げる」の丁寧語、「お・ご(自分の行為)申し上げる」で「行為の対象を敬う意味、全体で「g法事を前もって定めてもらえるよう、お願いする」の敬語表現になります。
「ご予定の程よろしくお願い致します」を使った例文
「ご予定の程よろしくお願い致します」を使った例文は以下の通りです。
・『〇月〇日に懇親会がございますので、ご予定の程よろしくお願い致します』
・『〇日〇時〜〇時までシステムメンテナンスを行いますので、ご予定の程よろしくお願い致します』
・『〇日に飛行機のチケットを予約いたしましたので、ご予定の程よろしくお願い致します』
「ご予定の程よろしくお願い致します」の類語や言い替え
「ご予定の程よろしくお願い致します」の類語や言い替えは以下の通りです。
・『ご予定いただけますと幸いに存じます』
・『ご予定おきくださいますようよろしくお願い申し上げます』
・『ご調整いただけますようよろしくお願い申し上げます』
まとめ
今回は「ご予定の程よろしくお願い致します」について紹介しました。
意味や使い方を覚えておき、いざという時に正しく使える様にしておきましょう。
