丁寧に頭を下げたい時の言い方に、悩むことがあります。
「ご不快な思いをおかけする」の正しい使い方と類似表現を調べていきましょう。
「ご不快な思いをおかけする」とは?
この場合の「ご不快な思い」とは、嫌な気持ちにさせることを述べています。
気分を害することを、予期せずこちらがしたことを示しています。
また「おかけする」はそうした言動を受けた相手を気遣う言い方です。
そのため「ご不快な思いをおかけする」で「気分を害させてしまい」と訳せます。
お詫びの際に用いる、ひと言といえるでしょう。
「ご不快な思いをおかけする」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
お詫び文を書きたい時に、頭にうかぶのが「ご不快な思いをおかけする」にあたります。
「傷つけてしまい」や「心をえぐってしまい」だとストレートすぎるので「ご不快な思い」に整えて、相手に共感する文を作っていきましょう。
一方で謝罪文のみだと、先方が納得する結果にならないことも。
例えば接客中にコーヒーをこぼしてしまうなど粗相が起きた場合は、謝罪の言葉と同時に「クリーニングの提案をさせていただく」など細やかな配慮も大切です。
できないクレームに対応する必要はありませんが、会社として何ができるのか、一歩先も見据えた真心のある対応をしていくといいでしょう。
「ご不快な思いをおかけする」を使った例文
・『ご不快な思いをおかけすることになり、猛省しております』
・『ご不快な思いをおかけすることとなり、深く反省しております』
「ご不快な思いをおかけする」の類語や言い替え
似ている表現に「ご迷惑をおかけする」があります。
こちらも相手の負担になってしまった際の、お詫び文に使えます。
言い替えに「御不快な思いをおかけしてしまい」があります。
まとめ
「ご不快な思いをおかけする」を解説しました。
ご迷惑をおかけした時の文言を学んで、敬語の上級者を目指していきましょう。