「これもひとえに」の敬語とは?
言葉の使い方やビジネス敬語・言い換えを徹底解釈していきます。
「これもひとえに」の意味
「これもひとえに」は、このことがただひたすらに何らかの状態であることを表現した言葉です。
「これ」は指示代名詞です。
これは自分に近いものを示すための言葉になっています。
これが相手に近いと「それ」になります。
また対象が不明な場合は「どれ」を使用するのです。
また、「ひとえに」は「偏に」と表記できます。
これは「ただひたすらに何かであること」を言い表す言葉です。
たとえば「これもひとえに皆様のおかげです」のように使用します。
このようにすると、「ただただ皆様のおかげである」という事を表現する言葉にできるのです。
これらのことから、「これもひとえに」が、このことがただひたすらに何らかの状態であることを表現した言葉であると分かるのです。
「これもひとえに」の敬語での使い方や表現方法
「これもひとえに」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合は「これもひとえに皆様のおかげです」のように、組み合わせる言葉で工夫するべきなのです。
この場合は、丁寧語の「です」を用いた敬語表現になるのです。
たとえば、ある仕事が成功したとします。
そして成功の陰には、沢山の人の協力があったのでした。
このような場面で、「これもひとえに皆様のおかげです」と言うとよいでしょう。
これによって、ただただ皆様のおかげであることを、上手に表現できるのです。
また、「これもひとえに」を別な敬語にする方法もあります。
たとえば「これもひとえに皆様のおかげでございます」と表現できます。
また、「これもひとえに皆様のおかげかと思います」のようにする方法もあるのです。
この場合は、「おかげと存じます」のように言い換えて謙譲語にする方法もあります。
このように、「これもひとえに」という言葉を使って、色々な表現を作り出せると分かります。
同じような意味でも、言葉の使い方次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「これもひとえに」の言い換えや使用例
・『これもひとえに皆様のおかげです』
・『これもひとえに努力の賜物でございます』
・『これもひとえに貴社のご尽力のおかげでございます』
ここでは、「これもひとえに」の使用例を挙げています。
例文のように、前段の内容に応じた言葉を、組み合わせるとよいでしょう。
また、「これもひとえに」に組み合わせる言葉次第で、それぞれ印象の異なる敬語表現を作り出せるのです。
まとめ
このように「これもひとえに」は、このことがただひたすらに何らかの状態であることを表現した言葉です。
ビジネスでも使える言葉ですので、上手に活用するとよいでしょう。