「この度の件につきましては」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「この度の件につきましては」とは? ビジネス用語

この記事ではビジネスシーンで使われる「この度の件につきましては」という言葉に付いて解説します。

「この度の件につきましては」とは?意味

「この度の件につきましては」は今回話していた事柄や用件、もしくは先にあった事柄についてを指す言葉です。

「この度」は今回を表す言葉なので、先にあった事柄と言っても以前と言うほど間が空いているような場合ではなく、直近にあった事柄だけを指します。

また「この度」は起きてから時間が経っていない事柄だけでなく、これから近いうちに起きる出来事についても使われますが、「この度の件につきましては」の場合は過去の出来事について指す意味でしか使われません。

つい先日話したことや、この間起きたことに関して話したいという意味の前置きです。

「この度の件につきましては」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

直近で話したことや起きたことに関して話しを続けたい、話を進展させたいと言う話題で前置きとして使われます。

謝罪の際に使われることが多いですが、謝罪以外の場面でもこの間の話の続きがしたいという意味で使える言葉です。

どの用件かを具体的に指している言葉ではないので、この前の話と言われてすぐに理解できるくらいには、その話やその事柄が起きてから間が空いていない場合にしか使えません。

お互いに「この度の件」と言ったらあのことだろうと認識できる前提で使われる言葉なので、自分と相手との間にあった話や出来事についてだけ使うことになります。

「この度の件につきましては」を使った例文

・『この度の件につきましては契約内容を見直し、後日またお伺いさせていただきたいと思います』
・『この度の件につきましては多大なご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございません』

「この度の件につきましては」の返答や返信例

「この度の件につきましては」は前置きでしかないので、どのような返答や返信が必要になるかはそれ以外の内容によります。

なにかの話の続きをしたいという意味で使われていたのならそれを受けた話を続けるだけですが、双方の間に起きた問題について話す場合は、謝罪はもちろんこれからの付き合い方の話にもなるでしょう。

そのあとの話がどのような内容になるにせよ、「この度の件につきましては」という言葉がつくことによって返答や返信の内容が決まるわけではありません。

まとめ

「この度の件につきましては」はこの間の話と言って伝わるほど最近にあった事柄について話すための前置きです。

つい最近お互いの間であった事や話にしか使えませんが、逆に直近であったことについて話す場合には度々使われる、ビジネスシーンではよくある表現と言えます。

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