たまには背伸びした、上品なビジネス敬語を使いたいことがあります。
「お身体をおいといくださいませ」の正しい使い方と類語をチェックしていきましょう。
「お身体をおいといくださいませ」とは?
この場合の「お身体」は、相手の心身をあらわします。
「お体」と同じような意味があります。
また「おいといください」は「大事にしてください」と解釈できる、優しい日本語です。
またお尻に付いている「ませ」は丁寧な表現につけられる、やや女性的な敬語のこと。
そのため「お身体をおいといくださいませ」で「お体を大事になさってください」と訳せます。
「お身体をおいといくださいませ」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
朝は寒いのに、日中は半そで1枚で過ごせるくらいポカポカな陽気も。
体がその気温差についていけず、体調を崩してしまうことがあります。
「お身体をおいといくださいませ」は手紙やビジネスメールの最後に使われる、気遣いの文です。
体温調整がむずかしい、変わりやすい気候の時に用いるといいでしょう。
寒中見舞い、暑中見舞いでも使えるので、気の利いた台詞を加えたい時に取り入れていきましょう。
一方で「おいといくださいませ」の「ませ」は人によっては抵抗を感じることも。
不自然だと自分で感じる時は、「ませ」を省いて「おいといください」に調整して用いていきましょう。
「お身体をおいといくださいませ」を使った例文
・『時節柄どうぞ、お身体をおいといくださいませ』
・『朝晩の気温差がはげしいですので、どうぞお身体をおいといくださいませ』
「お身体をおいといくださいませ」の類語や言い替え
似ている表現に「お体をおいといくださいませ」があります。
「お体」と「お身体」の記述に迷うこともありますが、現代ではどちらも同じように使われています。
また言い替えに「お身体をおいといください」や「くれぐれもご自愛ください」が挙げられます。
まとめ
「お身体をおいといくださいませ」を解説しました。
相手の身を気遣うフレーズを知っていると、一方通行でない温かいコミュニケーションが生まれます。
明るい会話を目指しましょう。