「お知りおきください」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「お知りおきください」とは?
「お知りおきください」とは、何かを覚えていて欲しいときに使用できる言葉です。
「お知りおき」とは「覚えておく」という意味で、丁寧語の「お」「ください」という言葉と併せて丁寧な言い回しとなります。
ですが命令文となりますので、自分よりも目上の人や敬意を払うべき相手には失礼とされることもあります。
なるべく目上の方への使用は避け、使用する場合は「お知りおきいただけますと幸いです」のように命令形にならないようにしましょう。
「お知りおきください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お知りおきください」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、社内で大事な来客があり従業員に廊下での私語を控えるよう注意喚起したいとします。
その際、「本日は来客がございますので、廊下での私語は控えていただけますようあらかじめお知りおきください」というように使用することができます。
「お知りおきください」を使った例文
・『当日は弊社の担当が同行しますことお知りおきください』
・『こちらの手洗いはスタッフも使用いたしますのでお知りおきください』
・『避難訓練時のエレベーターは使用不可となっておりますのでお知りおきください』
「お知りおきください」の類語や敬語での言いかえ
「お含みおきください」や「ご承知おきください」などに言いかえできます。
また「お知りおき願います」「お知りおきいただければと存じます」「ご承知おきいただけますようお願い申し上げます」や「ご承知おきいただけると幸いです」なども使用できますので、相手との関係により使い分けましょう。
まとめ
このように「お知りおきください」は、何かを覚えていて欲しいときに使用できる言葉です。
ビジネスでも使える言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。