意見があれば承ることを、丁寧に伝えたい時があります。
「お申し出ください」の正しい使い方を見ていきましょう。
「お申し出ください」とは?
「申し出る」に「お」が付いた、丁寧な表現が「お申し出」です。
お申し出とは自分の意見を、伝えることをいいます。
この場合は「ください」と促す文言が付いています。
「お申し出ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「何かあれば声をかけてください」というニュアンスを持つのが「お申し出ください」です。
例えば病院の入り口に「発熱がある方は受付時に、お申し出ください」と貼ってあった時は、熱がある時は受付の方に申し出ることをあらわしています。
またホテルで「毛布をご入用の方は、お申し出ください」と書いてある時は、備え付けの布団では肌寒く感じる時は、内線で連絡して欲しいことを伝える文になります。
ひと声かけて欲しい時に使われるのが「お申し出ください」です。
「お申し出ください」を使った例文
・『マイクを回しますので、ご意見のある方はお申し出ください』
・『体調に不安がある方は、乗務員にお申し出ください』
・『お飲み物をご注文の方は、スタッフにお申し出ください』
「お申し出ください」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な表現を見ていきましょう。
「お申し出ください」の類似表現
「お申し出ください」と似ている言い方に「お申し付けください」があります。
顧客のリクエストを受け付ける際に使われています。
「ご要望があれば、おっしゃってください」と同じニュアンスがあるので、ビジネスメール等で用いられています。
不特定多数の方に向けた「お申し出ください」より対個人のやり取りで使われるので覚えておきましょう。
「お申し出ください」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「おっしゃってください」があります。
「ご意見やご要望がございましたら、遠慮せずおっしゃってください」と用いられています。
随時リクエストやご意見を受け付ける時に、活用していきましょう。
「お申し出ください」の返答や返信例
張り紙や注意書きに書かれてある時は、その内容に目を通しておきましょう。
もし伝えたいことやお願いしたいことがあれば「恐れ入ります」とひと言断ってから、担当の方に伝えておきます。
まとめ
「お申し出ください」の使い方を見てきました。
正しい敬語の表現を知って、コミュニケーション力を上げてみてください。