目上の方に指導してもらう機会が、あるかもしれません。
「お教えいただく」の適切な使い方を見ていきましょう。
「お教えいただく」とは?
この場合の「お教え」とは、教えてもらうことを意味します。
「いただく」は謙譲語としての役割があるので、教えを受けるこちら側を下げる言い方になっています。
「お教えいただく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
目上の方に手厚い指導を受けた時に、お礼の気持ちを伝えたいことがあります。
また分からないことが多く、先輩や上司に「教えてください」と頼みたいことが出てくるかもしれません。
このような時の適切な言い方が「お教えいただく」にあたります。
例えば「研修会では熱心にお教えいただき、ありがとうございました。
実務に生かせる知恵をいただきました」と用いられています。
一方で「お教えいただく」は簡単なことを教えてもらった時は、不釣り合いな敬語です。
まとまった時間の中で、熱心に指導を受けた時に用いてみましょう。
「お教えいただく」を使った例文
・『ぜひ弊社の新人に、お教えいただけないでしょうか』
・『お手すきの時に、お教えいただけますと幸いです』
・『お忙しいなか熱心にお教えいただき、感謝しております』
「お教えいただく」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な表現を見ていきましょう。
「お教えいただく」の類似表現
似ている言い方に「ご指導いただく」も挙げられます。
指導とは上の人が、下の人に心得や仕事術を授けることをいいます。
「ご指導のほど、何卒よろしくお願いいたします」と用いるほか「手厚いご指導いただき、ありがとうございました」と研修会のお礼でも使えます。
「お教えいただく」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ご教授」や「ご教示」も挙げられます。
専門的な知識を授かるのが「ご教授」、広く色々なことを教えてもらうのが「ご教示」です。
「ご教授ください」や「ご教示いただければ幸いです」と用いられています。
「お教えいただく」の返答や返信例
御礼を伝えられたら、明るく対応していきましょう。
「ご丁寧にありがとうございます。
少しでも未来の仕事に、お役立てできれば幸いです。
また何か分からないことがありましたら、ご遠慮なくお尋ねください」とします。
まとめ
「お教えいただく」の適切な使い方を見てきました。
それぞれの言い方を学んで、ワンランク上の敬語に仕上げていきましょう。