「お待たせいたしました」とは?
ビジネスにおけるメールや会話での使い方や例文を徹底した解釈で以下に詳しく説明します。
「お待たせいたしました」とは?
このフレーズは、相手が待たされた時間に対する謝罪の言い回しです。
「お待たせする」は「待つ」という動詞が元になっています。
この「待つ」という単純な単語を「お待たせ」という丁寧な敬語言葉にすることで、このフレーズには直接謝罪した言葉は含まれていませんが、「お待たせ」という言葉に「待たせてしまってすみません」という意が含まれることになります。
そのため、このフレーズが謝罪のフレーズといわれる訳です。
このフレーズの利点は、相手に対して敬意を示すことであり、敬意を示された相手側がこちらに対して良い印象を持つことです。
「お待たせいたしました」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
このフレーズの頻度の多い使い方はやはり電話でしょう。
会社にかかってきた電話は3コール以内に応答することがマナーといわれています。
そのため、3コール以上待たせた場合は、「お待たせいたしました」というフレーズを添えて電話に出ることが基本です。
また、目上の人を待たせてしまった場合は謝罪するだけでなく深い敬意も示さなければなりません。
しかし、堅苦しい謝罪だと違和感を抱かれることになります。
よって、このようなときはこのフレーズを用いるのが相応しいでしょう。
さらに予定が延期・遅延している時にもこのフレーズが使えます。
例えば、打ち上げパーティの開始が遅れている場合、遅延している理由にこのフレーズを添えて説明することにより、出席者の理解が得られる可能性が高いと言えます。
「お待たせいたしました」を使った例文
・『お待たせいたしました、私が受付の○○と申します』
・『お待たせいたしました、ご注文の定食はこちらです』
・『お待たせいたしました、例の案件を整理しましたので活用してください』
「お待たせいたしました」の類語や言い替え
このフレーズに類似した言葉や言い替えの一例を紹介します。
・『お待ちいただきありがとうございました』
・『お時間をいただき、申し訳ございませんでした』
・『お待ちいただき恐れ入りました』
まとめ
このフレーズは、相手を待たせてしまったと言うことに対してお詫びの姿勢を見せると同時に敬意を払っていることを示すため、敬語で待たせたという事実について会話しているという点が独特の表現方法です。