「お客様にご満足いただけるよう努めて参ります」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「お客様にご満足いただけるよう努めて参ります」とは? 言葉の意味

この記事では、ビジネスシーンでよく使われるフレーズの「お客様にご満足いただけるよう努めて参ります」について、その意味や使い方や敬語表現を徹底解説します。

「お客様にご満足いただけるよう努めて参ります」とは?

「お客様にご満足いただけるよう努めて参ります」のフレーズを言葉毎に分解し、それぞれの意味等を少し詳しく説明します。

最初の「お客様」「顧客の敬称」です。

次の「ご満足」「不平不満がなく、心が満ち足りること」を意味する「満足」に敬意を表す接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。

また、「いただけるよう」「もらう」の謙譲語の「いただく」に、話し手の決意や意志を表す「よう」が付けられた表現です。

そして、最後の「努めて参ります」「努力すること、頑張ること」を意味する「努める」に、「いく」の謙譲語の「参る(まいる)」と丁寧語の「ます」が付けられた表現です。

しかし、最後の表現で使われている「参る」は広く使われている表記ですが、実は漢字で「参る」と表記するのは間違いで、正しくは「まいる」と平仮名表記すべきです。

「参る」は、どこかに向かって「行く」の謙譲語としては正しい表記ですが、場所の移動を表さない「いく」の謙譲語表記は「まいる」と表記すべきなのです。

したがって、「お客様にご満足いただけるよう努めて参ります」のフレーズは、正しくは「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」と表記すべきで、「顧客に不平不満がないように努力していく」との意味の敬語表現となります。

以降では「参ります」を正しい表記の「まいります」に換えて解説を続けます。

「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」のフレーズは、お客様に対して今後の企業の方針を伝えたり、挨拶やスピーチをする際によく使われる表現です。

様々な改まった会合等の場面で、経営者等が挨拶において口頭で使うこともありますし、自社のホームページで企業の考え方を発信する文書でもよく使われます。

企業は自社の製品やサービスの満足度を高めることで、顧客を獲得し、収入を得ることが活動の源泉です。

したがって、どの様な業種の企業であっても、「顧客満足度を高めるよう努力すること」すなわち、「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」とのスタンスが大切なのです。

「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」を使った例文

・『今後とも、ワクワクするような新製品を販売し、お客様にご満足いただけるよう努めてまいります』
・『利便性の高いサービスを提供し、お客様にご満足いただけるよう努めてまいります』

「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」の類語や言い換え

「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」のフレーズは「お客様の満足度を高めるよう努力してまいります」「お客様の満足度を高めるべく努力してまいる所存です」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「お客様にご満足いただけるよう努めて参ります」のフレーズは、「お客様にご満足いただけるよう努めてまいります」と表記するのが正しく、「顧客に不平不満がないように努力していく」との意味の敬語表現です。

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