お正月や祭礼に用いられるお供え物には「お供え餅」や「鏡餅」があります。
この記事では、「お供え餅」と「鏡餅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「お供え餅」とは?
「お供え餅」とはお正月や祭礼の時に神様へ供える餅を示す言葉です。
この「お供え餅」は神様にお供えした後に、1年間の幸せを祈る「晴れの日」に分けて食べるのが特徴です。
このような信仰や風習は現代日本でも残っており、特にお正月はこの「お供え餅」を飾って新年を祝う家庭は多く存在します。
「鏡餅」とは?
「鏡餅」とはお正月に神様へ供える餅を示す言葉であり、新年の幸せを祈るために飾ります。
この「鏡餅」は通常2つの餅を重ねる形式になっており、この2つは陰陽を示していることから福徳が重なる象徴となっています。
また「鏡餅」の丸い形状は太陽や心臓、神鏡などを表しており、これらはも幸福を呼ぶ象徴となっているのが特徴です。
「鏡餅」はこれ以外にも三方と呼ばれる台座や、四方紅や御幣と呼ばれる飾り、頂点に飾るミカンなどを合わせて飾ります。
「鏡餅」を飾り始める時期は年末の28日ごろがよいとされており、新年が明けてもしばらくは飾っておくのが通例となっています。
「鏡餅」は正月を過ぎた後もしばらく飾っておくものであり、これは1月11日の鏡開きの日に開けて食べるのが慣例です。
この日は神様に供えた餅をお下がりとして頂く日であり、木槌などで割って食べます。
市販の「鏡餅」は個別包装された餅が中に入っているものも多く、こちらは簡単に食べることや色々な料理に使うことが可能です。
「お供え餅」と「鏡餅」の違い
「お供え餅」は神様に供える餅を示す言葉であり、「鏡餅」と同じ意味で使われる言葉です。
「鏡餅」は特にお正月を祝うために供える餅を示す言葉であり、こちらは鏡開きの日に割って食べる習慣があります。
まとめ
「お供え餅」や「鏡餅」は昔からお正月や祭礼に用いられていたものであり、神様に供える餅を表します。