「お使いください」と「ご使用ください」に関する違いについての解説です。
「お使いください」とは?
「お使いください」は、相手となる人物に対して使用することを強要する意味です。
なので、このワードは、相手側からしてみれば、使えと言われている物を使用するほか選択肢が無いということになり、割と失礼なワードになるのでビジネスにおいては、「よろしければご利用ください」と述べ、相手側に対して使うか使わないかは自由だという選択肢を与えるのが望ましいでしょう。
「ご使用ください」とは?
「ご使用ください」は、意味においては、使ってくれという意味なのでビジネスにおいては、上から目線で使用することを強要する意味になります。
なので、実質、「お使いください」と同じ意味になり、これも言い替えをして、「よろしければ、ご使用ください」と言い換えるのが良いでしょう。
「お使いください」と「ご使用ください」の違い
両者の違いは、使うという言葉と使用するという言葉の違いで、意味自体は同じです。
なので、両方とも実は上から目線であり、相手に対して強要する形に近いワードです。
なので、よろしければ、という言葉をクッションにして、選択肢を相手に与えるのが望ましいビジネスでの言葉遣いになります。
「お使いください」の例文
・『よろしければ、お使いください』
この言葉は、ビジネスにおいては相手を気遣っており、ベターな相手に対する強要になります。
つまり、選択肢があり、よろしければが、相手側がよろしくない、つまり受け取りを拒否した場合も許すという選択を与えているので強要に当たらず、選択肢があるのでビジネスにおいては気遣いをしています。
「ご使用ください」の例文
・『よろしければ、ご使用ください』
この例は、相手に対して、了解をしたのであれば、使用してくれてよいという意味です。
なので、相手が了承しないという選択があり、了承しない場合、無理強いをすることなく相手側が拒否権を行使したと理解し、使用を迫ったものを引っ込めるのです。
まとめ
「お使いください」と「ご使用ください」ですが、実のところ両者は同じ意味なうえ、よろしければというワードを付けても位置までも進めた製品を相手側が受け取り使用しない場合、棒立ちをして待つということを行えば実質強要が成立します。
なので、この2者のワードはよろしければというワードを付けても一応強要にもっていくことが可能です。
ものを言わずに棒立ちで、その場で立ち尽くすという行為を行えば、相手は受け取るしか棒立ちの人間が移動しないと理解すれば実のところ、強要が成立するのです。
あまり褒められたことではないんですが、ビジネスにおいては、言葉と行動が伴わない場合、こうしたことが起こり、実質、拒否権がないではないかということが起こります。
そうした場合、拒否したい側はどうすればよいかというのもビジネスの席での見せ所で、相手の使ってほしいというものを受け取る、もしくは受け取るそぶりをして突き返すなどのテクニックを用いて対応するのです。
