「お中元」と「お歳暮」の違いとは?分かりやすく解釈

「お中元」と「お歳暮」の違いとは? 言葉の違い【2語】

この記事では、「お中元」「お歳暮」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お中元」とは?

陰暦7月15日ころに、お世話になった人などに品物を贈ることです。

また、その贈り物です。

品物を贈る時期は、7月の始めころから8月の中頃までとされていますが、地域によって多少の違いがあります。

この時期に相手に渡せるように、6月ころから準備を始めることがあります。

渡す時期を過ぎてしまった場合は「残暑見舞」として贈ります。

この言葉には、何を贈るのかという意味は含まれていません。

贈り物としてよく選ばれるものには、ビール・ジュースなどの飲み物、肉・魚介類・そうめんなどの食べもの、洋菓子や和菓子などの菓子類、タオル、カタログギフトなどがあります。

食べものを贈る場合は、相手の人にアレルギーがないか注意が必要です。

渡し方ですが、宅配便で送ったり、手渡しの場合は風呂敷で包む、あるいは紙袋に入れて持って行き、風呂敷や紙袋から品物を出して、両手で手渡します。

「お中元」の使い方

7月の始めころから8月の中頃の間に、お世話になった人などに品物を贈ることや、その贈り物を指して使用する言葉です。

この時期以外に贈るものには使用しません。

「お歳暮」とは?

年末に、お世話になった人などに品物を贈ること、またその贈り物です。

品物を贈る時期は、12月20日から12月31日の間くらいです。

地域によって多少の違いがあります。

贈り物としてよく選ばれている品物は、ビール・コーヒー・ジュースなどの飲み物、カニ・肉などの食べもの、クッキーやバウムクーヘンなど日持ちする洋菓子、タオル、カタログギフトなどです。

何を贈ろうか迷ったときには、カタログギフトが選ばれることがあります。

カタログギフトは、いくつもの商品の中から好きなものを選べるもので、受け取った相手が自分の好みにあったものを選択できます。

贈り方は、宅配便を使って送る、あるいは手渡しの場合は風呂敷や紙袋に入れて持って行き、風呂敷などから出して両手で差し出します。

「お歳暮」の使い方

年末ころにお世話になった人などに品物を贈ることを指して使用します。

この時期以外に贈るものには使用しません。

「お中元」と「お歳暮」の違い

どちらの言葉も贈り物をすることを意味しており、誰に贈るのか、何を贈るのかという点はほぼ同じです。

違いは時期です。

前者は7月から8月ころ、後者は年末に送ります。

「お中元」の例文

・『お中元でビールが届いた』
・『デパートでお中元を選ぶ』
・『お中元が届いたと連絡をもらった』
・『お中元の品をいただく』

「お歳暮」の例文

・『デパートのお歳暮売り場が混雑している』
・『お歳暮をもらった』
・『毎年同じお歳暮が届く』
・『お歳暮が届いたとお礼の連絡をする』

まとめ

贈り物をすることを意味する2つの言葉で、贈る相手や贈るものはほぼ同じなのですが、贈る時期が違います。

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