この記事では、「いただく」の意味や類語などを分かりやすく説明していきます。
「いただく」の意味
「いただく」の意味は以下の通りです。
1つ目は「頭上にのせる」という元の意味です。
2つ目は転じて「敬意を表して高く掲げる」という意味です。
3つ目は「もらう」の謙譲語という意味です。
4つ目は「食う」「飲む」の謙譲語という意味です。
5つ目は「苦労せずに手に入れる」という意味です。
漢字で「頂く」と書き、元の意味は「頭上にのせる」「頭上にある」という意味、転じて「うやうやしく掲げてもらうこと」「飲み食いすること」のへりくだった表現として使われる様になりました。
謙譲語としてビジネスだけではなく、日常でも使われています。
なお、漢字で「頂く」と表記しますが、謙譲語として使われる場合「いただく」と平仮名表記します。
「いただく」の言い換え
「いただく」の日常での言い換えは以下の通りです。
1つ目は「もらう」で、「相手から与えられること、渡されること」という意味です。
2つ目は「食べる・飲む」で、「いただきます」は「食事を始める時に、提供してくれた人への感謝を表す語」になります。
3つ目は「パクる」で、俗語として「金品を横取りする」「他人の作品やアイデアを盗用する」「警察が容疑者をつかまえる」という意味、語源は「つかまる」という意味の「縛(ばく)に就く」という言葉と言われています。
「いただく」のビジネスでの言い換え
「いただく」のビジネスでの言い換えは以下の通りです。
・『拝受(はいじゅ)する』
「目上の人からうやうやしく受け取ること」の謙譲語です。
・『頂戴(ちょうだい)する』
「目上の人からうやうやしくもらうこと」の謙譲語です。
・『賜る(たまわる)』
「目上の人からうやうやしく物をもらうこと」のより丁寧な謙譲語です。
「いただく」を使った例文
「いただく」を使った例文は以下の通りです。
・『お隣さんからおすそ分けをいただく』
隣の人がもらった物の一部を分けてもらったことを表しています。
・『ご理解いただければ光栄です』
「こちらの事情を汲んで受け入れてもらえれば嬉しい」と伝える丁寧な表現です。
・『上司の家に呼ばれてごちそうを遠慮なくいただく』
上司の家で食事をもてなしてもらい、遠慮なく飲んだり食べたりしたことを表してます。
まとめ
今回は「いただく」について紹介しました。
「いただく」の意味や類語を理解して、日常で使いこなせる様にしましょう。
