ここでは「いずれかは」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。
「いずれかは」とは?
「いずれかは」は、2つの意味で使われている表現です。
1つ目は「いつかは」という意味で、「いずれかはそうなると思っています」などという使い方になります。
この場合、今後いつかはと用いていますが、すぐにではない少し先のこととして捉えてください。
そして、もう1つは「どれかは」といった解釈になり、「この2つのうち、いずれかが本物だそうです」のような用い方をされています。
この時には二者択一になる場合だけでなく、いくつかの中からといった使い方をしても構いません。
「いずれかは」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
この「いずれかは」は、前述のような2つの使い方で用いられています。
いくつかの中からと用いる場合には、「この中のいずれかは審査の対象になると聞いています」のように使われます。
こちらの使い方では「いずれかが」とすることも多く、その方が自然な言い回しになる場合にはよくそのように用いられています。
「いずれ」だけの形にすると、もう1つの意味の「いつかは」の方で使う表現になり、こちらもその方が自然に聞こえる時に、「いずれ分かると思います」などと使われています。
「いずれかは」を使った例文
・『今はまだ大丈夫ですが、いずれかはそんなことになってしまう気がします』
・『最終的にこの2つのうちのいずれかは廃棄される運命だ』
「いずれかは」の類語や言い替え
・『どちらかは』
この表現は、2つのうちの「いずれかは」という意味になります。
つまり、二者択一の場合には「いずれかは」よりこのように使う方が向いており、「このどちらかは偽物だと聞いています」のように用いられ、後ろの「は」をとって「どちらか」として、「このどちらかをお選びください」といったような使い方もよくされています。
まとめ
「いずれかは」は、1つはそれほど近くはない先の話として、その頃にはという意味になり、もう1つの解釈ではいくつかの中のどれかはと表すために使われています。
前者では「いずれ」として用いられることも多く、後者の場合で2つのうちの1つと使う時には、「どちらかは」とすると分かりやすい使い方になります。