メールや文書の終わり方に、悩むことがあります。
「願っています」の正しい使い方を見ていきましょう。
「願っています」とは?
この場合の「願って」は、相手の幸せをお祈りすることをいいます。
自分のこととして相手の立場を思いやる言い方になっています。
「願っています」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点
「願っています」は「明日のイベントが大成功するように、願っています」と、祈りをこめたメールを送りたい時に使われています。
一方で「ます」と締めくくってしまうと、ビジネスシーンでは軽く聞こえることも。
目上の方に用いる時は「ます」を「おります」に整えるだけでも、好印象な文になるでしょう。
「明日のイベントが大成功するように、願っております」とすると、社会人らしい文になります。
言葉を整えつつ、適切に日本語を操っていきましょう。
「願っています」を使った例文
・『赴任先でのご活躍を、心より願っております』
・『海外一号店の大成功を、強く願っております』
「願っています」の類語や言い替え
似ている言い方に「切に願っております」という言い方もあります。
「切に」は「切実に」と同じような訳があり、強く思う様子を例えています。
切迫したシーンで用いられることが多く、自分の望みを何とか叶えて欲しい時に引用されています。
「こちらの申し出が通ることを、切に願っております」と、訴状を送る時にも使用されます。
「願っております」と少々ニュアンスが異なるので、分けて用いていきましょう。
また言い替えの表現に「祈念いたします」が挙げられます。
相手の幸せを強く願う言い方なので、置きかえても意味が通じます。
「ご活躍を祈念いたします」や「〇〇様のご成功を祈念いたします」と用いられます。
このほか「お祈り申し上げます」や「お祈りいたします」も言い替えの表現です。
「ますますのご活躍をお祈り申し上げます」がひとつの例にあたるので、明るい場で用いてみてください。
まとめ
「願っています」の使い方を学びました。
丁寧な表現を取り入れていくと、社会人らしい落ちついた文になります。
正しい敬語を覚えて、言葉の達人を目指していきましょう。
